1.6月1日より診療報酬が改正されます。(2024年5月31日)
6月1日より診療報酬が改正されます。初診料は3点、再診料は2点引き上げられ患者負担が増えるように報道されていますが、処方箋料が8点引き下げられますので患者負担はむしろ減ります。今回の改正の特徴は、①ベースアップ評価料加算です。これは今年6月以降にベースアップする医療機関が対象です。しかし、当院は世の中のベースアップの動きを見て他に先駆けて今年1月にベースアップしましたので加算申請の必要は有りませんでした。②今後の新興感染症の発生時に対応出るように外来感染症対策加算が設けられました。更に③マイナ保険証によるオンライン資格確認システムの普及を目指して医療DX推進体制整備加算が設けられましたので、当院としても積極的に対応しています。
2.新型コロナ感染症はインフルエンザと同当の扱いになります。(令和6年4月1日)
新型コロナウイルス感染症は今年4月1日よりインフルエンザと同当の扱いになり、抗ウイルス剤も保険診療となって自己負担が求められるようになりました。しかし、コロナが無くなったのでなく、依然として感染者が出ていますので発熱外来を開設しています。当院の受診歴が無い方も含めPCR検査や抗原検査を実施し感染者の早期発見や治療しています。希望される18歳以上で基礎疾患のある方には、抗ウイルス剤の「ラゲブリオカプセル」を、基礎疾患の無い方には「ゾコーバ」を投与して治療いたします。但し、保険の負担割合に基づき自己負担が生じて、3割負担の方は、ゾコーバでは1.5万円、ラゲブリオカプセルは約3万円の自己負担が掛かります。
2.明けましておめでとうございます。(2024年1月5日)
明けましておめでとうございます。しかし、今年は元旦早々能登半島地震が起こり、能登半島を中心とした石川県を始め富山県、新潟県、福井県と広域にわた甚大な被害が出てました。特に石川県は233名の方がお亡くなりになりました。心よりお悔やみ申し上げます。また、被災された全ての方にお見舞い申し上げます。被害の実情を見ますと被害の大きさと酷さに驚かされ、心が痛みます。そして、改めて地震の備えの重要性を痛感しました。特に、福井県は昭和23年6月に起きた福井地震より75年経ちましたので今はいつ起こっててもおかしくない状態ですのでなおさらです。特に、耐震補強の重要性と水とトイレの備蓄の必要を感じました。備えあれば憂いなしの諺が有るように、昭和56年(1981年)制定の新しい耐震基準以前に建てられた建物は補助金が出るそうですので耐震診断を受けて補強すべきはすることをお勧めします。また普段から非常食だけでなく3日分の飲料水と簡易トイレを備蓄しておいて下さい。